
杏乃さん(@sakana32929)の『わたしの隣のヤンデレくん』は、転職してきたイケメン社員が実はストーカーだったという衝撃の設定から始まる純愛コメディだ。小学館の新人コミック大賞を受賞してデビューした杏乃さんは、読み切りやコミカライズなど幅広く活躍する人気漫画家である。
異常なほど重い愛



主人公が家を出ればすぐに声をかけ、社内のどこにいても現れる男性社員・岸くん。スケジュールを把握しているかのような彼の行動は、一見するとホラーだが、実は体調を気遣う優しさに満ちている。「午前中のため息がいつもの1.7倍多かった」と指摘するほど、彼の観察眼は鋭い。この異様なまでの献身の理由は、3年前の冬に起きた出来事に隠されている。
作者の杏乃さんは、岸くんのキャラ設定について、見た目をまともなイケメンにすることにこだわったという。周囲から見ればストーカーにしか見えない行動も、本人にその自覚は全くない。すべては愛が重すぎるゆえの行動なのだ。杏乃さんは、ガチガチのストーカーではなく、好きな女性の幸せを願うあまりにおかしな行動をとってしまう不器用な男の物語として読んでほしいと語っている。
取材協力:杏乃(@sakana32929)
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