便利そうだから洗えるスーツを買ってみた。けれど、いざ洗濯機に入れるとなると少し躊躇してしまう。「型崩れはしないか?」「色落ちしたらどうしよう」。そんな不安から、クリーニング店へ持ち込むむことに…。洗えるものではあるけれど結局家では洗えない、というちょっとしたジレンマに悩まされる人も多いだろう。
そんなモヤモヤに応えてくれるオーダースーツが、ライオンとFABRIC TOKYOの共同開発で誕生した。名前は「NANOX × FABRIC TOKYO SPEED WASH ONE」。

これはただの「洗えるスーツ」ではない。ビジネスウェアとしての見栄えのよさや、軽さ、動きやすさをしっかり備えながら、いつもの洗濯機で簡単に洗える手軽さも見事に両立させている。
自分の体型にぴったりフィットするオーダーメイドというのもうれしいポイントだ。約2年をかけて「洗うこと」から逆算して作られた、まさに毎日忙しい人のための頼もしい1着に仕上がっている。
異業種がタッグを組んだ、熱い2年間
スーツを「着る」ではなく「洗う」ことから逆算する。この発想の転換から生まれたプロジェクトの全貌が、両社代表の登壇する発表会で語られた。
「着てから洗うのではなく、洗うことに最初に重きを置いて、どうやっていい服を作ろうかと考えた」。ライオンの竹森社長は、開発の原点をそう振り返る。

実際に完成したスーツに袖を通し、「色落ちも型崩れもなく、軽く着られる」とその仕上がりを実感したという。
目指したのは、単なる時短だけではない。「自分のお気に入りの洋服を長く使い続けられる。地球にもご自身にもちょっといい、新しい習慣をご案内したい」。そんなサステナブルな視点からの思いも力強い。