
壁から手が生えている…。湧き上がるのは、なぜ?という疑問と少しの恐怖。自分にしか見えない「手」は、何ともいえない禍々しい気を放っている。そんな手にネイルを塗ってあげたら?優しいラストに「いい話」「すてき」などのコントが集まる・早々乃曜七(@kakesichi67)さんの「爪のお礼」を紹介する。
「手だけ」という個性を際立たせることにこだわった!



中学生のころ、スケッチブックにオリジナル作品を描いたことをきっかけに、漫画を描き始めたという作者の早々乃曜七さん。
「今昔物語集」に収められた「子供の手が柱から出てきて人を招く」話が、本作「爪のお礼」の元ネタになっているという。早々乃さんは怪異譚を読むとき、「この得体の知れない怪異と、実はコミュニケーションが取れたらどうなるだろう」と思いを巡らせてしまうそうだ。自身が怖がりであるからこそ、「そういう霊が怖くなくなるような話を描いてしまおう」という発想に至り、その思いが本作を生み出すきっかけになったと明かしてくれた。