
桜月(@k_sakurazuki)さんの描く本作は、父親の行方を追う殺し屋サイレンスと、彼女に雇われた情報屋スレッドの物語だ。なかなか手がかりがつかめないまま同居することになった二人だが、実はスレッドは早々に父親の居場所を突き止めていた。なぜ彼は真実を隠し続けるのか。その背景には、裏社会に生きる者たちの歪な心理が隠されている。
脇役から主人公へ昇格した嫌なヤツ



主人公のスレッドは、もともと別作品の仲間キャラとして構想されていた。しかし話がまとまらず、彼を主人公に据えてみたところ「想定外にうまくまとまった」と桜月さんは振り返る。作品のテーマは「嫌なヤツ」であり、登場するキャラクターはすべて、どこかひと癖ある人物ばかりだ。恋愛的な愛ではなく、別の何かで深くつながる男女を描きたいという思いから、この物騒な世界観が選ばれた。