
アパレル業界で約10年働いた経験をもとに、接客現場のリアルな出来事を漫画にしているゆき蔵(@yuki_zo_08)さん。日々の接客にはさまざまな出来事があるが、中には思わず言葉を失うような迷惑客もいるという。今回は、そんな“自由すぎる返品”にまつわるエピソードを紹介する。
「1本だけ返品したいんですけど」だと!?



ある日、店頭に立っていたゆき蔵さんに1人の客が声をかけてきた。数日前に購入したマニキュアについて相談があるという。客はバッグから商品を取り出し、こう言った。「一色は気に入って使っているんですけど、もう一色が気に入らないので返品してください」しかしその商品は、2個をまとめて販売している“セット商品”。当然ながら単品販売ではない。
ゆき蔵さんは当時の商品について次のように説明する。「バラ売りではなく、2個を1セットにまとめて1つの商品として販売していたものでした。その分バラ売りよりもお安くしてますので、バラで2個買ったのとは意味が違います!」つまり、セットで1つの商品という扱いであるため、返品するなら2個まとめてが原則だ。ところが客の希望はあくまで「1本だけ返品」。しかも気に入っているもう1本はすでに使用済みだった。