ウォーカープラス

手紙の主は彼氏から裏切られ、さらには池に落とされ殺されそうになったという。しかし彼氏には、彼女に対する別の思いがあった…。


2023年2月、「第2回朝日ホラーコミック大賞」漫画部門で大賞を受賞した鳩ヶ森(@hatogamori)さんの「呪いは効くのでしょうか」。物語は、オカルトライターのもとに届いた一通の手紙から始まる。「婚約者だった男性を呪ったことがある」という告白を軽い気持ちで読み進めていたはずが、気づけば逃げ場のない恐怖に包まれていく。最後に待つのは、想像を裏切る“人間の怖さ”だ。普段はpixivを中心に作品を発表している鳩ヶ森さんだが、意外にも自身のベースはギャグ漫画にあるという。本作の前半にも軽妙なやり取りが続き、読者はどこか安心した気持ちで読み進めてしまう。しかし、その油断こそが罠である。


笑いの裏に潜む恐怖…紙一重のバランス感覚


呪いは効くのでしょうか_001


呪いは効くのでしょうか_002


ある女性から届いた告白文から物語の幕があがる


「基本的にお笑い脳なんだと思います」と語る鳩ヶ森さん。ホラーとギャグは紙一重であり、「過剰な笑いは怖いし、極端な恐怖は笑ってしまう」という感覚を大切にしているという。だからこそ、笑いの裏にじっとりと潜む違和感を意識しながら描いていると明かす。その積み重ねが、読者の感情をじわじわと侵食していく。


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