ウォーカープラス

平凡な主婦が秀吉の金茶碗(きんちゃわん)を盗み出す――。そんな奇想天外な映画『黄金泥棒』が2026年4月3日(金)に公開される。田中麗奈さん演じる藤根美香子が、百貨店でうっかり金(きん)のおりんを盗んだことをきっかけに、金(きん)の販売会社・SGCの社員たちと関わり、生活が変化していく。そして、あるきっかけから秀吉の金茶碗を手に入れたいと渇望し、計画を企てていく。美香子に束の間のロマンスと、秀吉の金茶碗の存在を知るきっかけを与えた、実は裏の顔を持つSGC社員の金城光輝を演じた森崎ウィンさんに、役作りから俳優としての自身についてまで広く語ってもらった。


映画『黄金泥棒』でヒールを演じた森崎ウィンさんにインタビュー 撮影=八木英里奈


演じる役の印象は「相当クズ」


――最初に台本を読んだときの感想を教えてください。


【森崎ウィン】まず、実話をもとにしたお話だということに驚きました。金(きん)を盗んだこともそうですが、田舎のおじいちゃんとおばあちゃんが段ボールに詰めたお金を持って金を買いに来るシーンも、本当にあったことなんだそうです。金(きん)を買う人って、いわゆるお金持ち、着飾ったような人たちなのかなと思っていたのですが、そういうわけでもないんだな、と。純粋におもしろい話だなっていう感想と、あと、僕が演じる役は相当クズだなと…(笑)。


――「クズだな」と感じたうえで、お芝居されることを考えながら読まれてみていかがでした?


【森崎ウィン】なぜそこまで振り切った発言をするのかとか、自分の利益のために他の犠牲を顧みない姿勢とか…きっと大きな野望と強い意志があって行動につながっているのかなと、自分なりに解釈して演じました。


演じる僕としては、彼自身のことを後半でもう少し描いてほしい気持ちもありつつ。でも作品の焦点は別のところなので、それは自分のエゴなんですよね。ヒールだろうが何だろうが、彼もひとりの人間だということに着目をして、なぜここまでクズな言動をするのかを考えました。


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