地域医療に貢献する「近石病院」が運営するカフェ「カムカムスワロー」。栄養ケアや地域のコミュニティをつなぐ場としてどのような活動を行っているのか、栄養科課長の管理栄養士、淺野一信さんに伺った。

「カムカムスワロー」を立ち上げるきっかけとなったのは、近石病院の歯科・口腔外科医師、近石壮登さんによる発案だ。「訪問医療で訪れた際に、嚥下障害を持つ患者様やそのご家族様から、『嚥下食を食べられる店を知らないか?』と尋ねられたことが発端です。老若男女、嚥下障害を持つ方でも楽しく食事ができるインクルーシブな環境づくりがしたいという思いから、2022年にカフェをオープンしました」と淺野さんは話す。
医療分野から全く異なる分野への挑戦に、最初はニーズの動向などを探るのも大変だったと淺野さんは振り返る。「まずはじめは、カフェスタンドとして飲み物のみを提供し、ミーティングなどを行えるコミュニティスペースとしてスタートしました」。