「ぬるいのにすごい温泉があるらしい」「え?体に泡が付きすぎでは…?」そんな声が聞こえてくる温泉があった——大分県長湯温泉にある、その名も“ラムネ温泉”を擁する「ラムネ温泉館」だ。湯につかった瞬間、肌を覆うように細かな泡がびっしりと付着する。それはもはや“炭酸泉のイメージ”を軽く超えており、ほかではなかなか味わえない入浴感である。ぬるいのにパワフル!そして、びっしりと泡が付く個性派温泉。本記事では、この不思議な“ラムネ温泉”の魅力に迫る。人工の炭酸泉にはない、天然のすごさを思い知る温泉が九州の山奥にあった!

遠くても行く価値あり!「ラムネ温泉館」の魅力
近年、スーパー銭湯などでも見かける炭酸泉だが、その多くは人工的に作られたものである。一方、大分県竹田市の長湯温泉にある「ラムネ温泉館」では、自然に湧き出てきた“天然の炭酸泉”が楽しめるのだ。この存在は全国的にも珍しい。しかも“強炭酸”ともいえるすごさで、温泉ファンの間では“炭酸泉の聖地”のように語られることも多い。

特徴的なのは、ぬるめの湯温。露天風呂の湯舟がいわゆる“ラムネ温泉”と呼ばれている湯なのだが、32度と少しぬるめだ。最初は「少し寒い?」と感じるほどだが、じっくり浸かっているうちに体の芯からじんわりと温まってくる。これは炭酸ガスが血管を拡張し、血流を促進するためだといわれている。そして何より印象的なのが、肌にびっしりと付着する銀色の細かな泡。まるで炭酸水につかっているかのような感覚は、一度入浴すると忘れられない体験となるだろう。