ウォーカープラス
  • その先に民家があれば郵便局員はどこまでも行く 送達ねこ(@jinjanosandou)


    「今日はいいお話を読んだ」「15分くらいの深夜ドラマで観てみたい」――。そんな感想が寄せられ、多くの人の心を揺さぶっている作品がある。現役の郵便局員であり、漫画家としても活動する送達ねこさん(@jinjanosandou)が描く「山に棲む」だ。郵便配達員が実際に体験した実話を元にしたこのエピソードには、「平凡な生き方の中にも等しく“生きる重み”がある」という、深く温かいメッセージが込められている。


    山に棲む_P02 送達ねこ(@jinjanosandou)「杖」は足腰のために持って行くのではなかった! 送達ねこ(@jinjanosandou)山に棲む_P04 送達ねこ(@jinjanosandou)


    一歩踏み外せば谷底。過酷な山道での郵便配達


    「一歩踏み外せば谷底」という険しい山道であっても、そこに民家がある限り郵便を届けなければならない。本作は、都会育ちの新米配達員・アラタさんが、ベテランの教育係・江藤さんに連れられて向かった、ある山深い集落での体験談だ。


    バイクすら進入禁止の山道。「こっからは歩きだ。上まで杖をついていく」という江藤さんの指示に、若さゆえに杖を断ろうとしたアラタさんだったが、江藤さんは「足腰じゃねえ、蛇を追っ払うんだよ!東京もんは何も知らねえ」と一喝する。そんな道中、アラタさんは着物姿でおかっぱ頭の女の子を目撃する。しかし、直後に江藤さんの身に緊急事態が発生し、事態は思わぬ方向へと動き出す。


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