
近年のマンションはセキュリティが極めて厳重だ。特に新築物件では、オートロックとエレベーターが連動し、インターホンを鳴らした階にしか停止しないシステムも珍しくない。そんな最新設備がゆえに、配達員が「マンションから出られなくなる」という予期せぬトラブルが発生している。元配達員の漫画家・ゆきたこーすけさんが描くエピソードとともに、複雑化するマンションの舞台裏を紹介する。


最新セキュリティが招く「密室」の恐怖
新築マンションに導入されているエレベーター連動型オートロックは、部外者の侵入を徹底的に防ぐ。例えば705号室を呼び出せば、エレベーターは7階にしか止まらない仕組みだ。インターホンを通さなければドアすら開かないため、部外者は一切の操作ができない。この高い防犯性が、慣れない配達員にとっては時として「罠」に変わる。