京都駅から電車で1時間半ほどの距離にある舞鶴市は、明治維新のあと、日本海軍の基地が設置されたことから海軍や戦争に関する博物館が点在している。なかでも、満洲、朝鮮半島、シベリアからの引き揚げ者・復員兵の資料の残る舞鶴引揚記念館や、日本海軍の記念品など約200点が展示されている海上自衛隊 海軍記念館は見応え十分だ。戦争の歴史から平和の尊さを学ぶ機会にしたい。
海軍ゆかりの町で戦争の歴史を学ぶ博物館見学コース
JR東舞鶴駅〜路線バス約20分〜舞鶴引揚記念館〜路線バス約25分〜舞鶴市立赤れんが博物館~徒歩約10分~舞鶴赤れんがパーク~路線バス約5分~海上自衛隊 海軍記念館〜徒歩約10分〜海上自衛隊 舞鶴地方総監部 会議所(東郷邸)
舞鶴引揚記念館
引き揚げとシベリア抑留の歴史を伝承し、平和の尊さを語りかける記念館
第二次世界大戦が終結した際、多くの日本人が海外に取り残され、その人たちが帰国したことを引き揚げと言っている。舞鶴は戦後13年間にわたり引揚者を受け入れているが、その多くはシベリアでの抑留者だった。舞鶴引揚記念館は1988年(昭和63年)に完成。主に引揚者がシベリアから持ち帰った品々を収集・展示するとともに、平和の尊さを世界へ、そして未来へ発信している。モノクロ写真が印象的な「タイムトンネル」を通り抜けると史実をたどる展示空間が広がり、体験者の回想記録画などをもとに収容所を再現した「抑留生活体験室」もあり、引揚船が帰還した当時の舞鶴の様子も知ることができる。