『まどか26歳、研修医やってます!』や『こころのナース夜野さん』、『私だけ年を取っているみたいだ。ヤングケアラーの再生日記』などを描く、漫画家・水谷緑(@mizutanimidori)さんが描く『被害者姫 彼女は受動的攻撃をしている』は静かに怖い、現実にも目にする出来事が描かれている。今回は、本書を紹介するとともに話を聞いた。
ため息や返事を遅らせることで「不本意である」と意思表示をする












主人公のアヤは、争いごとが嫌いでいつもニコニコしている穏やかな性格。思ったことは主張せず、常に受け身だが、気に入らないことがあるとため息や無言になったり、体調不良を起こす。ある日、仕事が遅くなったアヤは、夫が帰宅するまでに夕飯が作れなかった。夫は妻の仕事は「事務でしょ?」と失笑し、「仕事が遅いんじゃない?」と言う。夫にマウントを取られたアヤは、「ごめんね、力不足で…」と小さく笑う。