「真崎さん、今日もかっけぇ~」と羨望のまなざしを向けられているのは、スポーツ用品メーカーに勤める営業部のエース・真崎圭太。現在キャリア10年目のイケイケな32歳である。「プライベートも充実してるんだろうなぁ」「きっと学生のころからキラキラしてたんだよ」という自身に関する噂話や評価を全身に浴びながら、彼は複雑な心境だった。なぜならば本来の彼は、キラキラとは無縁の人種だったから――。おしゃれなスーツを着こなした昼間の姿から一変、夜はとても人には見せられないような体たらくな“本来の姿”に…読者驚愕、いや、驚きを通り越してちょっと引いてしまうような“体操服の部屋着姿”は必見だ。
そんな彼が、あるきっかけから開発部のエース・河合朋美にその秘密を知られてしまう。犬猿の仲だった真崎と河合だが、2人は学生時代にやり残した「青春」を大人になってから取り戻すべく奮闘する。これは、学生がやるような甘酸っぱいイベントに全力で挑戦する大人の姿が魅力的な「大人の青春リトライ漫画」である。学生だけが経験できると思っていた「青春」だが、仕事にプライベートに忙しい大人でも経験できる、いや大人になってからの青春こそ尊い!と思わせてくれる本作は、世知辛い現代を生きる大人たちに刺さる漫画なのではないだろうか。