2018年に韓国で初演、大ヒットを記録しているミュージカルが、小林香さんの演出・上演台本・訳詞により『レッドブック~私は私を語るひと~』として日本で初上演される。
19世紀のロンドンを舞台に、小説を書くことで自分自身を表現するアンナが、社会の偏見と闘いながら「私」として生きる道を見つけ出す物語を描いた本作。
真面目一筋で“紳士”であることしか知らない新米弁護士ブラウンを演じる小関裕太さんが、本作の物語に触れて感じたことや役柄、さらに最近刺激を受けた舞台作品などについて語ってくれた。

自身の変化を楽しむブラウンという役柄「彼のチャーミングな部分をちゃんと表現できたらと思っています」
――2025年の秋に韓国でミュージカルの『レッドブック』をご覧になったそうですが、いかがでしたか?
【小関裕太】本作の台本を読んだときは、主人公のアンナが社会の偏見と闘う姿に“女性を応援する作品なんだ”と思ったのですが、韓国でミュージカルを観劇して、ほかにもたくさんのメッセージが込められていることに気づきました。
ステージ上の登場人物たちの言動から“自分らしさを見つけること”、“自分を受け入れること”、“疑問を持つこと”など、台本を読んだときよりももっと深くこの作品について考えさせられたというか。想像していた以上にチャレンジ意欲の湧く作品だなと改めて感じました。
――愛も恋も本で学んだだけの純粋で生真面目な新米弁護士・ブラウンをどういう人物だと捉え、どんな役作りをしようと考えていますか。
【小関裕太】ブラウンは、“紳士とはどうあるべきか”を幼いころから教えられてきた人なのですが、そのせいで空回りすることもあるんです。そんな中で、自分とは違う発想で生きているアンナと出会い、彼女の影響で価値観や見えている景色が変わっていくので、その変化を意識して役作りをしています。