
幼少期から絵を描き続け、現在は看護師向けメディア「ナース専科」で実話ベースの漫画を連載しているアヤ(@aokitajimaru)さん。今回はその中から、「不自由は不幸ではない」を取り上げる。慢性期病院で出会ったALS患者との交流を通して、看護師の価値観が大きく揺さぶられるエピソードだ。
ALS患者との出会いがもたらした驚き



山奥の慢性期病院で勤務していたころ、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の患者・Mさんが入院してきた。顔や手指がわずかに動く程度で、日常生活はほぼ全介助という状態である。看護師はコミュニケーションの方法に悩んでいたが、その心配はすぐに覆された。
Mさんは視線入力装置を使いこなし、パソコンを自在に操作していた。インターネットでの買い物も難なく行う姿は、想像を大きく超えるものだった。