
漫画家として活動するアヤさんは、看護師・看護学生向けの総合Webメディア「ナース専科」で看護師のエピソードを基にした漫画を連載中だ。今回は同メディアで公開された「エンゼルケアができなくなった私に…」を紹介し、アヤさんに話を聞いた。


2011年(平成23年)3月11日の東日本大震災。津波は主人公・相沢の祖母が営む理容室を飲み込み、最愛の祖母の命を奪った。当時看護師だった相沢は訃報を聞きながらも現場で働き続けたが、祖母に何もできなかった後悔から、亡くなった患者の遺体を整える「エンゼルケア」ができなくなってしまう。
遺族の言葉で知った「祖母の床屋」という奇跡
転機は同僚の真摯な説得だった。再びエンゼルケアに向き合う決意をした相沢が、ある患者を担当したときのこと。付き添いの遺族が「津波で流された地区に親族がいて、小さな床屋によく通っていた」と語り始めた。