
物語の舞台は、古い洋館の3階。廊下の突き当たりには、大きな姿見の鏡が壁に埋め込まれていた。ある日、お団子ヘアの少女・カメリアがその鏡の前に立つと、その向こう側から黒髪の少女がこちらを見つめていた。鏡の中の少女は「私はローズ。ここに住んでいるの」とカメリアに自己紹介し、2人はすぐに仲良くなるのだが…!
本作を描いたのは、2017年に読切漫画「ハッピー・モーニング」が「月刊コミックゼノン」(コアミックス)に掲載され、商業デビューを果たした漫画家・三堂マツリ(@mido_mads)さん。「ブラック・テラー」や「ブラッディ・シュガーは夜わらう」(全3巻)も単行本として刊行されている。今注目の作家・三堂マツリさんに話を聞いてみた。
鏡の向こうの違和感が心をざわつかせる



本作「鏡の中のお友達」は、鏡を介してつながる二つの世界を描いた作品である。作者の三堂マツリさんは、あちら側とこちら側で色を反転させ、少女たちのキャラクターや衣装も白と黒で対比させることで、互いの存在を際立たせる工夫を凝らしたという。こうした視覚的な仕掛けが、本作の大きな特徴である。