新生活スタートから約2カ月が経ち、今の住環境に対して「本当にこれでいいの?」と本音が見え隠れし始めるこの季節。ネットやSNSでたびたび白熱するのが、「賃貸と持ち家、どちらが得か」という論争だ。
堀江貴文さんやひろゆきさんなどの著名人が、「賃貸のほうが身軽でいい」といった発言をし、注目を集めることも多い。だが、不動産価格が高騰し、物価上昇も続く今、これまでの考え方がそのまま通用するとは限らない。
それにしても、なぜこのテーマはいつまでも結論が出ないのだろうか。今回は、不動産鑑定士の資格を持ち、マンション開発なども手掛ける小原正徳さんに、賃貸か持ち家か、それぞれの言い分や最新トレンド、さらに賃貸・持ち家の選び方について話を聞いた。

実はスゴい、日本の住宅ローン
持ち家か賃貸かという論争に結論が出ない理由はシンプルである。それは、個人のライフスタイルや経済状況が根本的に違うからだ。
「例えば、著名人が賃貸をおすすめする背景には、彼らが多額の資金を持つ富裕層であるという側面があります。ホテル暮らしや自由な転居を可能にする圧倒的な資金力があれば、所有という制約のない賃貸は合理的な選択肢になりますから」(小原さん、以下「」も)