ウォーカープラス

真冬のある日、突然倒れた父。救急で運ばれた先の病院でオムツを用意するように言われたアラサーの娘は、大人用を選んでいる最中にふと思う。「(子ども用を買ってる年齢だろフツー)」と……。


親の一大事にふと感じるむなしさ。リアルな体験をつづったコミックエッセイ  作=キクチ


キクチさん(kkc_ayn)の「父が全裸で倒れてた。」は、ひとり暮らしの父が救急搬送され、急遽さまざまな対応に追われることになった当時の様子を描いたコミックエッセイだ。“自分の親が倒れる”は一大事でも、決して珍しいことではない。作中序盤に描かれている搬送時のやり取りからは、慌てる一方でどこか落ち着いている、そんな複雑な心境が描かれている。作者のキクチさんに、エピソードを振り返ってもらった。


【漫画】「父が全裸で倒れてた。 」本編  作=キクチ


 作=キクチ


「周りより早く親が倒れる」むなしさと「少し早いだけ」の前向きさがないまぜに


父が倒れた当時、キクチさんの母は既に他界していて、70代の父は娘と離れて独居生活をしていた。関節リウマチの持病があり、ここのところ微熱や食欲のなさも続いていたとは言え、まだまだひとりで身の回りのことはできるぐらいには元気だった父。だが、搬送された病院の検査では「数字だけ見たらいつどうなってもおかしくない」状態だと告げられる。キクチさんは「正直『そんなにヤバイ状態で生活していたのか』とショックを受けました」と、当時の心境を語る。


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