気候変動による栽培適地の減少や、生産者の離農からなる「コーヒー2050年問題」に直面しているコーヒー産業。2024年末から2025年初頭にかけて、アラビカ種の先物価格が史上最高値を更新するなど、価格の乱高下も激しくなっている。
こうした不安定な市場環境のなか、一歩踏み込んだサステナブルな選択として注目されているのが「ダイレクトトレード(直接取引)」だ。2026年4月14日、コーヒー生豆のプラットフォームを運営するTYPICA Holdings株式会社(以下、TYPICA)は、日本・ブラジル間で生産者に直接見積もりを依頼できる新機能「Direct Quote」(ダイレクトクオート)を一般公開した。
本記事では、これまでの流通構造では難しかった“生産者とロースターの直接対話”をテクノロジーで実現する、この画期的な取り組みについて解説する。