「よなよなエール」や「インドの青鬼」「水曜日のネコ」など、独創的なクラフトビールで大人気の株式会社ヤッホーブルーイング(以下、ヤッホーブルーイング)。1996年に設立された同社は、今では数ある国内クラフトビール醸造所の中でシェアNo.1、ビール市場全体でも大手に次ぐ第6位につけている。
そんなビール界を牽引するヤッホーブルーイングだが、実はビールだけでなく、オフィスや社内制度も超ユニーク!今回は、一般公開されていない長野県にある同社のオフィスに潜入してきた。
おいしいだけじゃなくかわいい。かわいいだけじゃなくおもしろい。変わってるけど、なんかなごむ……そんな唯一無二なビールをつくり続けるヤッホーブルーイングの社風を、井手社長と総務の長岡ディレクターへのインタビューを交えてお届けする。
元パチンコ店をリノベ!広い空の下のログハウス風オフィス
今回訪れた「御代田醸造所」には、約80名が出社している。
しなの鉄道御代田駅のほぼ裏手に構える社屋は、広々とした駐車場と牧歌的なログハウス風の建物で、一見すると道の駅のよう。実はもともとパチンコ店だった物件をリノベーションして活用しているそうで、駐車場や看板用の支柱にその名残が見て取れる。
いざオフィス内部へ
オフィスに入ると、壁がなく、天井も高い広大なスペースにデスクの島が並んでいた。
オフィスに足を踏み入れた瞬間、スタッフがいっせいに立ち上がり、拍手と歓声、文字の描かれたうちわや楽器で我々を文字通り盛大に出迎えてくれた。
取材用の特別な応対ではなく、来客時には決まってこうした出迎えを行っているのだという。
■ごあいさつ&名刺交換
いよいよ会社見学が始まるドキドキ感を覚えつつ、ごあいさつ。社員の人が着ている「よなよなエール」のTシャツがかわいくて早くもうらやましい。
名刺には、よなよなエールのラベルに描かれた月や市松模様のデザインに、「ニックネーム」や自己紹介(好きなものや所持資格、スローガンなど)が書かれていた。
オフィスの大半はデスクで占められ、外縁部に会議室やフリースペースがある。そうしたスペースには「南ノ缶所」や「ガッホーの間」といった名前がつけられている。
また一角には「先輩風壱号」なる不思議なマシンが置かれていた。椅子の後ろにあるいくつものファンにより、座った人の言葉をAIが判断し、「先輩風」を物理的に吹かせられる機能を持っていた。(現在は「先輩風」を休止中)
オープンスペースの奥には、ヤッホーブルーイングとファンの歴史が見える展示コーナーがあり、「よなよなエールの超宴」をはじめとしたファンイベントのパネルや写真、歴代のイベントで使われたグラスなどのグッズ類、そしてファンによる寄せ書きが飾られていた。