ウォーカープラス

『スーパーマーケット宇宙』(益田ミリ/KADOKAWA)


スーパーマーケットの自動ドアが開いた瞬間、気持ちが切り替わり、まるで別世界へ——。イラストレーターの益田ミリさんが雑誌『ダ・ヴィンチ』で7年にわたり連載した作品に描き下ろしを加えた単行本『スーパーマーケット宇宙』が発売された。野菜や鮮魚、お惣菜の並ぶ売り場を“惑星”に見立て、いつもの買い物を小さな宇宙の旅として描く日常再発見コミックエッセイだ。タイトルに込めた思いや、7年の連載で見つめてきた暮らしの変化、お気に入りの売り場まで、益田さんに話を聞いた。


毎日通っても飽きない、スーパーという名の「宇宙」


――本作の連載が始まったきっかけや、最初の着想についてお聞かせください。また、『スーパーマーケット宇宙』という、日常と壮大さが同居するタイトルには、どのような想いを込められたのでしょうか。数ある日常的な場所の中から、「スーパーマーケット」を題材として深掘りしようと思われた理由についてもお聞かせください。


【益田ミリ(以下、益田)】自宅が職場なので、夕方、気分転換も兼ねてスーパーマーケットに行くのが日課です。スーパーに向かっているときは、まだ少し仕事モードを引きずっているのですが、スーパーの自動ドアが開いた瞬間、気持ちが切り替わって別世界に入って行くような気分に。そこから「スーパーマーケット宇宙」という言葉が浮かびました。スーパー内でいつも考えていることを気負わずに漫画にできればいいなと思っていました。


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