
鳩ヶ森(@hatogamori)さんは、「第2回朝日ホラーコミック大賞」の漫画部門で大賞を受賞し、現在はpixivで『仮門』を連載中のホラー漫画家だ。「日常に潜む狂気」をコンセプトとする鳩ヶ森さんが、古いラジカセをモチーフにささやかな恐怖を描いた『周波数』を紹介するとともに話を聞いた。
背中に感じる気配とラジカセ




本作のテーマは、子どもが夜の暗い自室で背中に感じる薄ら寒さだという。ひとりでいるときに背後に感じる何者かの気配は、誰もが覚えている感覚だ。鳩ヶ森さんは、当時の気配を思い出してゾッとしてほしいという気持ちを込めたと語る。
モチーフとなったラジカセは、鳩ヶ森さん自身がラジオ好きで思い入れがあるからだ。中学生のころ、夜遅くまで机に向かうために親から古いラジカセを譲り受けた。それをBGMに試験勉強をがんばりなさいということだったのだろうが、全く勉強せずに漫画のネタにできたので結果オーライとしている。