「あえて閉店するお店」が、今SNSで注目を集めているのをご存じだろうか。なかでも話題になっているのが、「100日だけのチョコクロワッサン by TonyBake(トニーベイク)」(以下、トニーベイク)だ。店名の通り、営業するのは100日間だけ。期間が終わると、同じ場所でタピオカやドーナツなど、別の業態へと切り替わるという。
飲食店といえば、少しでも長く愛されることを目指すのが一般的だろう。ところが、この店は最初から「終わり」を宣言してオープンする。普通に考えれば、閉店はネガティブな出来事だ。それにもかかわらず、「あと◯日で終わる」と聞かされると、なぜか気になってしまう。
いつでも行ける店なら後回しにするのに、期限が見えた瞬間、「今週末に行っておこうかな」と予定に入れたくなる...そんな経験がある人も多いのではないだろうか。では、この不思議な心理はどこから生まれるのか。マーケティングの専門家・小山竜央さんに、その背景を聞いた。