
ネット通販やフリマアプリが身近になった今、私たちは日々さまざまな荷物を受け取っている。しかし、その荷物が手元に届くまでには、多くの人の手が関わっていることを忘れがちだ。今回紹介するのは、現役郵便局員の送達ねこLINK_TAB(https://x.com/jinjanosandou)[/LINK_TAB]さんが描く『郵便屋が集めた奇談』の一編。破損した日本人形を巡って起きた、不思議で少し怖い体験談である。
壊れた日本人形から始まった怪異



物語は、配達中に破損した小包が損害賠償担当へ回されてきたところから始まる。箱の中に入っていたのは、日本人形。しかも手首がポッキリと折れていた。補償の手続きを進めるには荷送人への連絡が必要だったが、何度電話してもつながらない。そのまま数日が過ぎるうちに、担当者のシマダさんの周囲で妙な出来事が起こり始めた——。