社会人になって、体裁を取り繕うことを覚えた。結果、明るく笑顔で振る舞っていれば、会社でのイメージはよかった。しかし、その反動で本当の自分がわからなくなってしまった、森本淳士さん(@ihsuta3)の「表情(かお)のない人」をお届けしよう。
頑張り続けた女性が仮面を外すまで
「嫌われたくない」「陰口を言われたくない」。そんな思いから周囲に合わせ続け、いつしか本当の自分がわからなくなってしまう主人公・やっちゃんを描いた森本淳士さんの漫画、本作「表情(かお)のない人」が読者の間で話題だ。作品には「まるで自分のことのようだった」「心の中を言葉にしてくれた」など、多くの共感の声が寄せられている。
社会人になったやっちゃんは、鈍くさくて社交的ではない自分を隠すため、「せめて笑顔だけは」と無理を重ねていく。相手の顔色ばかり気にして、友人との何気ない会話でさえ「こんな話つまらないよね」と不安になるうちに、自分がどう泣いていたのかさえ、わからなくなってしまう。