「サウナのあとはよく眠れる」と聞くことがある。普段、なかなか寝付けない人やぐっすり眠れた実感のない人からすると、サウナに入ったぐらいでよく眠れるなんて…と思うかもしれないが、実はまんざら嘘でもないらしい。ということで、ご自身も毎日のようにサウナに入っているというイシハラクリニック(東京都)副院長の内科医・石原新菜先生に話を聞いた。
サウナのあとによく眠れる理由とは?
■1.体を温めることで深部体温が上がる
【石原新菜先生】気持ちよく睡眠に入るためには、入浴がいいと言われているのを聞いたことがあると思います。入浴によって一時的に深部体温を上昇させるわけですが、体温が下がるときに体が眠りにいざなわれます。サウナでも同じで、サウナに入ることで深部体温が上昇します。大切なのは上がった体温が下がる工程で、下がり始めるときに眠気を感じ、自然に入眠へとつながります。
上がった深部体温が下がるのには2時間程度かかるため、睡眠のことを考えると就寝の2時間前にはサウナから出るようにしましょう。脳もリラックスした状態なので、「さあ、寝よう」、「もう寝なくちゃ」と思って横になるのではなく、自然と眠気を感じて気持ちよく眠りに入ることができます。
■2.自律神経を整える
【石原新菜先生】サウナを利用する人のほとんどがサウナ後に水風呂に入ると思います。この、熱いと冷たいを交互に体感する“温冷交代浴”も睡眠につながっています。サウナに入ることで交感神経が刺激されたあと、水風呂や外気浴によって副交感神経が優位になり、リラックスした状態になります。