ウォーカープラス
  • 大分県・別府といえば、日本有数の温泉地として知られる場所。街を歩けばいたるところから湯けむりが立ち上り、独特の硫黄の香りや温泉文化が日常に溶け込んでいる。なかでも鉄輪(かんなわ)エリアは、地中から噴き出す豊富な蒸気を暮らしのなかで活用してきた、“湯けむり文化”が根付くエリアだ。温泉の蒸気で野菜や卵、海鮮などを蒸し上げる「地獄蒸し」は、別府を代表する名物グルメのひとつ。温泉の力で素材のうま味がぎゅっと凝縮され、温泉の成分をごちそうとして体内に取り入れる、別府ならではの食文化である。


    地獄蒸しは別府鉄輪に古くから伝わる食文化である


    さらに、温泉の蒸気熱を利用して体をじんわり温める「蒸し湯」も鉄輪ならではの体験。古くから鉄輪に伝わる蒸し風呂は、いわば「天然サウナ」。昨今人気のサウナとは少し異なり、湿度が高めのため息苦しさを感じにくいのが特徴だ。温泉成分に包まれ、呼吸するたびに温泉成分を体内に吸収し、体の中から温まることができる。


    歩いても温泉、食べても温泉、入っても温泉。街全体が温泉でできている——そんな別府ならではの魅力がギュッと凝縮されているのが鉄輪エリアなのである。


    湯けむりが立ち上る、鉄輪温泉街の石畳。まさに「歩いても温泉」!


    源泉を全身で味わう、“温泉版テーマパーク”「ひょうたん温泉」


    そんな鉄輪エリアにある「ひょうたん温泉」は、一般的な日帰り温泉施設とはひと味違う。砂湯、蒸し湯、瀧湯、露天風呂、家族風呂に加え、食事まで楽しめる、まさに“温泉版テーマパーク”ともいえるスポットなのである。今回、家族旅行や友人同士の旅行が増える夏休みシーズンに紹介するのにピッタリな、ひょうたん温泉を取材。その魅力を伝えたい。


    ひょうたん温泉内には、温泉の地熱を利用した砂湯もあり、入浴料+840円(浴衣代)で体験可能 画像提供:ひょうたん温泉


    ひょうたん温泉の敷地内には開放感あふれる露天風呂をはじめ、湯量豊富な大浴場、頭上から豪快に湯が落ちる瀧湯、じんわりと体を温める“鉄輪版・天然サウナ”の蒸し湯、砂に埋まって体を温め、デトックス効果のある砂湯などがそろい、鉄輪に古くから伝わる温泉文化やこの地ならではの温泉体験が楽しめる。また、ひょうたん温泉の魅力は、温泉に“入る”だけで終わらないことにもある。敷地内には飲食棟があり、地獄蒸しを自分で作ることができる「地獄蒸体験専門店 蒸汎景(じょうはんけい)」や、別府の郷土料理がそろう「お食事処 温泉めし ゆらり」も。温泉に入って、食べて、休んで、また入る…というくつろぎ方が自由にできるので、ついつい何時間も滞在してしまう。気づけば半日、あるいは1日経っていた、なんてことも!そんな滞在型の利用ができるのも、ひょうたん温泉の魅力であろう。


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