『結婚しない同盟』を「アルファポリス」で連載していた漫画家の桜月(@k_sakurazuki)さんが描く、父親の行方を追う殺し屋と嘘つきな情報屋の物語が話題だ。いつも不機嫌な殺し屋の女・サイレンスと、何を考えているかわからない情報屋・スレッドの同居から始まる本作について、桜月さんに話を聞いた。
情報屋が隠す残酷な真実
サイレンスに父親の捜索を依頼されたスレッドは、実は早々に行方を突き止めていた。しかし、父親を殺すために血眼になっている彼女へ、そのことは教えていない。スレッドが黙っていたのは、一番殺したい人を殺せずにいる姿を傍観し、一番よいタイミングで真相をカミングアウトしたときのサイレンスの表情を愉しむためだったという。
しかし、本当にそれだけのために黙っていたのだろうか。顔色を変えずに嘘をつき、その中に真実を紛れ込ませて語る彼の心の内は誰にもわからない。読者がスレッドの吐いたセリフの中から、嘘と本当を見極められるかが作品の魅力となっている。