2026年6月19日より全国公開された『黒牢城』は、米澤穂信による本格ミステリー小説を、本木雅弘を主演に迎え、巨匠・黒沢清が映画化した作品。公開後に劇場で鑑賞した本作の感想を紹介(以下、ネタバレを含みます)。
【ストーリー】
荒木村重(本木雅弘さん)は暴虐な織田信長のやり方に反発し、籠城作戦を決行する。城は織田軍に囲まれ孤立無援に。城内の血気盛んな家臣たちを抑えながら、村重は妻・千代保(吉高由里子さん)を心の支えに、城と人々を守ろうと苦心していた。
そんなとき、城内である少年が殺される事件が発生。その後も怪事件が次々と起こる。容疑者は、密室と化した城内に居る家臣や身内の誰か。城外は敵軍。城内は裏切り者。
誰もが疑心暗鬼になっていくなか、村重は牢屋に囚われた危険な天才軍師・黒田官兵衛(菅田将暉さん)とともに謎の解決に挑むのだった…。
黒沢清監督が時代劇に初挑戦!本木雅弘&菅田将暉&吉高由里子ら豪華キャストが集結
監督を務めるのは、役所広司さん主演の『CURE』(1997年)で世界から注目を集め、以後、日本映画界を牽引し続ける巨匠・黒沢清監督。黒沢監督は、第77回ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)に輝いた『スパイの妻<劇場版>』(2020年)や、『クリーピー 偽りの隣人』(2016年)など数々の傑作を世に送り出し、世界三大映画祭の常連でもある。