この夏、大きな盛り上がりを見せている「大ゴッホ展」。世界中を魅了し続ける天才画家だが、実は彼が本当に評価されたのは亡くなったあとのこと。生前は仕事や人間関係に悩み続け、不器用な生涯を送った。
では、なぜ私たちは今もこれほどまでにゴッホに惹かれるのだろうか? 美術館へ足を運ぶ前に知っておきたい彼の人間味あふれる人物像を、大人の予習ツールとしても優秀な『まんが人物伝 ゴッホ 希望の種をまいた不屈の画家』とともにひもといてみたい。
挫折を繰り返してもあきらめなかった、人間味あふれる生き様
もともとゴッホは牧師を目指していた。聖職者だった父親の影響もあるが、何より「人の役に立ちたい」という思いが強かった。
大学の神学部受験は断念し、少ない給料で伝道師を務めながら、納屋で寝泊まりする生活を送った。
しかしながら伝道師も失格になってしまう。そんなどん底のゴッホに、弟のテオが絵の道に進むことを勧める。