ウォーカープラス

入院中の父から着信が、それもビデオ通話がかかってきた。  作=キクチ


キクチ(@kkc_ayn)さんが描くコミックエッセイ「父が全裸で倒れてた。」は、母を看取って約2年後、病に倒れた父との日々をつづる作品である。母の介護経験があったからこそ冷静に対応できた一方、一人っ子として数々の決断を迫られる現実も描かれる。“親の老いと死”に向き合う日々を描く本作から、父が本格的なリンパ腫治療を始めるまでの出来事を紹介する。


本格治療へ踏み出した父


「父が全裸で倒れてた。」カバー  作=キクチ


第1話1-1  作=キクチ


第1話1-2  作=キクチ


父が新型コロナウイルスに感染してしばらくしたころ、担当医から呼び出されたキクチさん。抗がん剤治療が中断していた影響で腫瘍は大きくなっていたものの、コロナから回復しつつあり、いよいよ本格的なリンパ腫治療を始められるという説明を受けた。


父が倒れてから約2カ月、多くの困難を乗り越えてきた中で迎えた大きな節目だった。「腫瘍が大きくなっていると聞いた時は、やはり不安になりました。それでも幸いなことに、やっと本格的な治療ができると聞いて安堵しました」と振り返る。これまでは体力不足から抗がん剤を少量ずつ投与していたため、「本格的な治療ができるということは、父の体力も随分復活してきたということです。ここからがスタートラインだと感じました」と希望を語った。


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