私たちの生きる現代には欠かせない「暦」。「1日」や「1年」といった時間の概念は暦が基となっており、たとえばお盆、シルバーウィークといった季節ごとに決まったスケジュールが定義できるのも、「暦」があってこそ。
では、暦はどのようにして決まっているのだろうか?それには、太陽と地球と月の動きが密接に関わっている。そしてまた、それら星の動きにも宇宙の原理が働いている。『角川まんが科学シリーズ 星と宇宙の科学 地球の危機を回避せよ!』(以下『星と宇宙の科学』)では、宇宙と暦にまつわるさまざまな現象を科学の視点から紹介している。
たとえば1日は、地球から見た時に太陽が地球の周りを回る規則性を利用して、その周期を「1日」とすることで決められた。これは、地球が自ら回転、つまり「自転」をしていることと関係している。地球が自転をしているから、地球上の私たちからは太陽が空を動いているように見えるのだ。
同じように1年は、地球が太陽の周りを回っている「公転」が基となっている。1年が365日と決まっているのは、地球が太陽の周りを1周するのに約365日かかるからだ。ただ、本当は365日ぴったりの周期で1周しているわけではないので、その調整のために「うるう年」という概念が導入されている。
1年のなかに季節があるのにも、地球の天体運動の特徴が関わっている。自転・公転に加えて、地球の傾きがそのカギ。地球の地軸は公転面に垂直な線に対して、約23.4度斜めに傾いたまま太陽の周りを公転している。これによって、太陽の高度や昼の長さが時期によって異なり、太陽から受け取るエネルギーが変わり、気温や天気などに影響を与えている。このように私たちが感じる季節ごとの変化にも、地球の「動き」が大きく関わっているのだ。