ウォーカープラス

全国的に盛り上がりを見せるコーヒーシーン。飲食店という枠を超え、さまざまなライフスタイルやカルチャーと溶け合っている。なかでも関東エリアは、伝統的な喫茶店から最先端のカフェまで、さまざまなスタイルの店が共存する、まさに日本のコーヒー文化の中心地。


東京をはじめ、関東近郊にある注目店を紹介する当連載。焙煎士や店主たちが教える“今、注目すべき”ショップをつなぐ、コーヒーリレーの旅へ。


住宅街に店を構えるロースタリーカフェ。水、土、日の週3日の営業


第25回は東京都江東区にある「First Crop Coffee Roastery(ファースト クロップ コーヒー ロースタリー)」。場所は清澄白河の住宅街、山崎恵美さんが営むロースタリーカフェだ。店主はバリスタに憧れ、オーストラリア・メルボルンで腕を磨き、開業の夢を叶えた人物。メルボルンでは、コーヒー生豆会社「First Crop Coffee」に出合い、「農家と焙煎所をつなぐこと」という想いに深く共感。その価値観を知ってほしいと「First Crop Coffee Japan」を開業し、2024年に清澄白河に移転。現在はコーヒーや焙煎豆の販売も行っている。


店主の山崎恵美さん。豆の生産者についての深い話が聞けるのも魅力


Profile|山崎恵美(やまざき・さとみ)


1984年、神奈川県生まれ。会社員を経てコーヒーの世界へ。コーヒーは未経験ながらオーストラリア・メルボルンへ渡航し、バリスタ・焙煎士としての技術を習得。2020年に帰国すると、「First Crop Coffee」(メルボルン)の日本代理店として「First Crop Coffee Japan」を開業し、生豆の輸入・卸しをスタート。その後、清澄白河へと活動拠点を移し、現在は焙煎豆の卸し、焙煎豆の販売、カフェ営業を行っている。


偶然の出合いからコーヒーに目覚め、キャリアチェンジへ


清澄白河駅B2出口が最寄り


山﨑さんがコーヒーの世界に入るきっかけは、偶然見かけた、とあるカフェだった。


「実はもともとコーヒー好きというわけではなかったんです。きっかけは、かつて表参道にあった『OMOTESANDO KOFFEE(オモテサンドウ コーヒー)』というお店の前で行列を見かけたこと。行列には外国の人がたくさんいて、『外国人が並ぶなら、きっと相当おいしいんだろうな』と思って飲んでみたんです。それがすごくおいしくて衝撃的で、コーヒーに興味を持ちましたね」


  • 続きを読む