配管が詰まって掃除に追われる。そんな「うんざりするトラブル」から、まさかの大逆転劇が生まれた。
兵庫県神戸市の下水処理場を悩ませていた配管のつまり。その原因を突き止めたところから、物語は始まる。
「また詰まってる…」原因を調べたら「リン」だった
下水処理場の現場では長年、配管の中にカチカチの塊がついて詰まってしまう現象に頭を抱えていた。
「なんの塊だこれ?」と神戸市と事業者が調べてみると、その正体は、高濃度で固まった「リン」だった。「リン」は肥料の原料などとして使われている。
実は現在、世界中で「リン」が値上がりして大問題になっている。「このリン、何かに使えないかなぁ」と神戸市職員と事業者は考えた。
「先回りして回収」する作戦へ
「詰まってから掃除するから大変なんだ」
「詰まる前に自前で回収して肥料にしちゃえば一石二鳥では?」