2026年6月に埼玉県深谷市にてグランドオープンした「劇安ワンダーランド ココトク!ふかや花園店」。関東を中心に急成長を続ける人気スーパー「ベイシア」が展開し、スーパーの枠を超えた新業態として誕生した話題のディスカウントストアだ。開業から約3カ月が経過した現在も、開店前の行列ができることもしばしば。“劇的な安さ”を実現し、そしてその驚きの価格との出合いから生まれるワクワク体験が人気の理由となっている。
その軸は、「価格の安さ・納得して商品を選べること・安心して手に取れる品質・生活者にとっての新たな価値やニーズ」の4つの観点。今回は開業の背景からコンセプト、品質を落とさず安く販売できる理由といった「ココトク!」の秘密を深堀りし、今後の展望についても聞いてみた。
時代のニーズの変化に応える場所へ。新ディスカウントスーパーが誕生した背景
同店は、“ワクワクな買い物が、おトクになる場所”をコンセプトに、新しい買い物体験の実現を目指す「ベイシア」の新ブランド。ちなみに「ココトク!」とは、場所を表す「ココ」、安さと品質を表す「トク」、“ワクワクが生まれ続ける体験”を表す「!」、という3つの意味を込め名付けられたという。
まず気になるのは、なぜいま新たにディスカウント業態の展開に取り組んだのか。その背景にあったのは、昨今続く物価上昇で、食費が家計における大きな負担となっているという現状だという。さらには共働き世帯の増加なども重なり、まとめ買いや時短、簡便性を重視する傾向など、買い物に求められるニーズが変化している。