「何の肉なのか」。その疑問を抱かなければ、恐ろしい真実を知ることはなかったのかもしれない。ホラー漫画を手掛ける色白ゆうじろう(@mrwhiteblogger)さんが描いた怪談漫画「肉の煮物」は、絶品と評判の煮物をきっかけに、日常が静かに崩れていく物語だ。主人公は店主の曖昧な返答に違和感を覚え、肉の正体を追い求めた末、決して知ってはならない秘密へとたどり着く。読後も不気味な余韻が残る本作について、制作の裏側を聞いた。
「おいしい料理を描きたい」から生まれた怪談
本作の着想について色白ゆうじろうさんは、「この年末年始、私は延々と大好きなグルメドラマを見て過ごしていました」と振り返る。料理のおいしそうな描写に魅了され、「自分もおいしい料理を漫画で描いてみたい…口の中でとろけるような、肉の煮物とか」と考えたことが始まりだったという。そこから「ホラーで肉を味わう話ならば」と発想が広がり、不気味な怪談へと姿を変えた。