一見すると、妻にスイーツを買って帰る気立てのよいエリート夫。ところが、家では夜泣きする娘の隣で爆睡し、「オレの箸どこにあるの?」と妻に尋ねる。一方、無職でギャンブル好きの夫は、子どものお漏らしにも冷静に対応し、料理までこなしている。最初は「どう考えてもギャンブル夫の家庭が崩壊するだろう」と思わせる設定だが、物語が進むにつれて印象は逆転していく。横山了一さん(@yokoyama_bancho)の「どちらかの家庭が崩壊する漫画」は、夫や義母の何気ない言動に妻が感じる“モヤモヤ”を描いた作品だ。今回は、横山さんと妻で漫画家の加藤マユミさんに、読者の感情を刺激するキャラクターがどのように生まれたのかを聞いた。
一見「いい夫」なのに、妻だけが感じる違和感
作品に登場するシュウは、仕事のできるエリートで妻へのお土産も欠かさない。一方で、夜中に娘が泣いていても起きず、自分の箸さえ妻に探させようとする。