数年前に不慮の事故で死んでしまった猫・ブレッキーは、お風呂のお湯を飲むのが好きなおばあちゃん猫だった。これはこの漫画の作者の万福さんが久しぶりに実家に帰ったときの話。今でもブレッキーがいないことが信じられない万福さんの身に、ちょっと不思議でやさしい怪奇現象が待っていた。
テレビ番組の企画でエピソード漫画を描いたこともある万福さんの「うちの猫の話」を紹介するとともに、万福さんが体験した不思議なエピソードについて話を聞いてみた。
思い出が呼び起こす、やさしい気配との温かな不思議な再会
作者の万福さんが久しぶりに実家へ帰った日のことだ。お風呂に入ろうとした際、母から「ブレッキーがくるよ」と声をかけられたという。昔から霊感のある母の不思議な体験談をよく聞かされていたため、このときも「またなんか不思議なこと言ってる…」と軽く受け流したそうだ。しかし湯船につかっていると、すりガラスの向こうに小さな影がぼんやりと近づいてきた。その輪郭は次第に猫の形を帯びていく。万福さんは「母には霊感があるので、私よりもしっかり見えていたのかもしれないです。しっかりは見えなかったけど私には見えないかも…と思っていたので」と振り返り、続けて「めちゃくちゃうれしかったです。会いたい気持ちが繋がったのかな~と!」と語るように、胸が熱くなる瞬間だった。