ほんの少し目を離しただけだったのに、幼い少女は忽然とどこへ消えてしまったのか。携帯電話の着信が鳴り、娘から目を離したのはほんの数分。その時間を、その後の人生で延々と後悔することになる。
ほんの数分目を離した隙に…4歳児の失踪事件
SNSで「犯人を予想する漫画『仮門』」という興味深い連載が始まった。タイトルの通り、読者が犯人を予想しながら読み進めるミステリー作品だ。
物語は、洗濯物をたたむ幸せな家庭のシーンから始まる。家の中に入ってきたテントウムシを見つけた常見七海(4歳)は、逃がすために庭先へ出た。そのとき携帯電話の着信音が鳴り、母親は少しの間だけその場を離れる。しかし戻ってきたときには七海の姿はなく、神隠しにあったかのように消えていた。七海が温かい家の門をくぐることはなく、常見家の空気は冷たく凍ったまま10年もの歳月が流れた。