小学館の「新人コミック大賞」でデビューし、数々の作品を手掛ける漫画家、杏乃(@sakana32929)さん。彼女の漫画『がんばれしおりちゃん』は、不幸のどん底に突き落とされたヒロインの姿から始まる物語だ。今回は本作について作者に話を聞いた。
借金返済に奔走した結末
20代女性の部屋とは思えない“汚部屋”。仰向けに寝転がり「もうがんばれないってとき、誰にでもあるよね」とつぶやくのがヒロインの甘藤しおりだ。
数日前、結婚を約束した彼氏が金を持って消えた。彼には借金があり、しおりは昼の仕事に加え夜のバイトまでして返済に奔走していたのだ。かろうじて生きている自分を褒めつつも、これ以上頑張れないと願う彼女に、ある出会いが訪れる。
黒い気持ちを抱える主人公
本作には「感情がリアルで共感した」という声が多く届いている。杏乃さんは「少女漫画はキラキラしたイメージが多いが、黒い気持ちを抱えるヒロインでもよいのではと思って描いたので、受け入れてもらえてうれしい」と語る。