漫画家・アゴ山(@agoyama.okane)さんが自身の体験をもとに描く『アスペルガー夫と離婚した後の話』は、心が通じ合わない苦しさを抱えながら離婚を選び、その後も元夫と同じ家で過ごした日々を描いた作品だ。
「話しているのに伝わらない」
本作は、アゴ山さん自身が経験した出来事を描いた実話である。結婚後に「カサンドラ症候群」という言葉を知り、調べていくうちに、発達特性のある配偶者との関係に生きづらさを感じ、同じような悩みを抱える人が多くいることを知ったという。「もっと同じような経験や悩みを抱えている人に届けばいいなと思い、作品を綴りました」と、漫画を描き始めた理由を語る。
アゴ山さんが元夫との生活で感じていたのは、「普通に生活をして普通に暮らせているのに、会話や行動になにか違和感を感じる」という説明しにくい感覚だった。「こちらの思ったことや伝えたいことがきちんと話しても伝わらない、言葉が空気の様に抜けていく感覚がありました」と振り返る。