数年前からホラー漫画を描き、SNSを中心に短編作品を発表している色白ゆうじろう(@mrwhiteblogger)さん。独特の世界観と、先の読めない展開が魅力の作品を数多く手掛けている。今回は、Xで公開された怪談漫画「黒い手1~5」を紹介。本作が生まれたきっかけや、色白ゆうじろうさん自身が経験したという不思議な出来事についても聞いた。
消えた息子
これは、幼い息子を育てるYさんの体験談である。ある日、息子とスーパーを訪れたYさんは、買い物中に一瞬目を離してしまう。気が付くと息子の姿はなく、慌てて周囲を探しても見つからない。Yさんはパニックになり、警察へ届け出ることにした。
数時間後、息子は近所の林で無事に発見された。「真っ黒なおじちゃんに連れて行かれた」と話す息子だったが、夫は「子どもの空想だろう」と取り合わない。その言葉で、不可解な出来事はひとまず終わったかに思えた。