小学3年生の女の子が自動車販売店を訪れ、新車の契約破棄を申し出るという突拍子のない場面から幕を開ける漫画「新車の契約破棄にやって来た少女の話」。漫画家を目指すみこまる(@micomalu)さんが「クニエ漫画グランプリ」の「共感」をテーマに制作した本作は、新車が欲しくない理由が明かされるにつれて読者を深い共感へと導くストーリーとなっている。
小学生が「新車の契約破棄」に?
トップセールスマン・風間の勤める販売店に現れたのは、小学3年生の中条さゆり。少女は堂々とした態度で入店すると、担当の風間を呼び出し「新車の契約を破棄したい」と申し出た。
突然のことに驚く風間だったが、1カ月前に「中条さん」という夫妻に新車を販売したときのこと思い出し、少女が中条家の子どもであることに気づく。夫妻は娘の好きな色や使い心地を想像しながら新車を選んでいた。新しい車が届くのをとても楽しみにしていたはずなのに、なぜなのだろうか。