「悪いことをすれば、地獄に堕ちる」。幼いころに聞かされたその教えを、多くの人がどこかで覚えている。老若男女が存在を知っている「地獄」だが、そこで何が待ち受けているのか想像するものは、人によってそれぞれだろう。
現代の解釈と体験型演出で地獄をひもとく展覧会「地獄に堕ちる展」が、2026年11月28日(土)~12月27日(日)の30日間、大阪・なんばパークスミュージアムで初開催される。会場内では、デジタルアーカイブ技術によって高精細に再現された、地獄の世界に関する文化財が実寸大で展示される。歴史的文化財から探る地獄の世界とは一体どのようなものなのだろうか。
「全員、地獄いき」!?死後の世界をひもとく体験型展覧会
古来、地獄は悪事への戒めとして恐怖を描くと同時に、死の先にある不安に対して人々が思い描いてきた答えでもあった。本展では、地獄を描いた歴史的な絵画が、デジタルアーカイブ技術によって、細密な筆致や経年の風合いまでも忠実に再現されている。本展が見せるのは、ただ恐ろしいだけではない、人々の想像力と死生観が生み出した地獄の姿だ。