「はかりの上に物を置かないでね」と注意されただけなのに、「責められた」「攻撃された」と感じて涙が出てしまう。そんな“伝わり方のズレ”を描いた漫画が注目を集めている。発達障害当事者としての経験を発信している春野あめ(@AmeHaruno)さんの「発達障害が理解されにくいワケを自分で考えてみた」より、「case.04ちょっとした言葉を攻撃と感じる」を紹介。自身の特性と向き合いながら制作した本書について話を聞いた。
※本作は著者の闘病体験を描いたコミックエッセイです。紹介している病状や治療の経過には個人差があり、医学的な見解を代弁するものではありません。気がかりな症状がある場合は、必ず専門の医療機関にご相談ください。
曖昧な言葉から生まれる“認識のズレ”
幼いころから人間関係がうまくいかず、「なんでできないの?」と責められても理由がわからずに苦しんできたという春野さん。本書では、発達障害による“認識のズレ”を具体例とともに描いている。たとえば仕事で手が空いた際、先輩から「適当にほかのことやってて」と言われたが、“適当にできる仕事”が思い浮かばずYouTubeを見てしまい、あきれられてしまう場面が登場する。曖昧な指示から相手の意図を汲み取ることが難しいという特性が、職場でのすれ違いにつながっていた。