子どものころから漫画が好きで、ユーモアあふれる漫画を描く宮野シンイチ(@Chameleon_0219)さん。DV被害などに遭う依頼者の実話を基にした『夜逃げ屋日記』はXで人気の漫画だ。今回は同作の68~69話を紹介するとともに、事故現場で泣いていた依頼者の夫婦について話を聞いた。
息子の死と向き合う夫婦
引っ越しの荷物を運び終えると夜明けになっていた。車の後部座席には依頼者の板野ケンゾウさんとユカリさん、助手席に社長が座り、宮野さんが運転をする。
夫婦は息子のカズト君を交通事故で亡くして以来、久しぶりの遠出だという。ユカリさんは「カズトが亡くなった横断歩道に行ってもらえますか?」とお願いをした。息子の死を乗り越えたいようだ。
横断歩道の前で、ユカリさんは泣きながら「あの子のことどうしても忘れられない」「乗り越えられそうにない…」とこぼす。隣にいたケンゾウさんは「もう乗り越えなくていいじゃないか」「これから先、ずっとあの子を想い続けてあげよう」と語りかけ、2人は抱きしめ合った。