モラハラ(モラルハラスメント)とは、暴言や人格否定など倫理や道徳に反する言動によって相手に精神的苦痛を与える行為のことで、職場や家庭では、こうしたハラスメントが問題となっている。なかでも近年、言葉や態度で精神的に支配していく「モラ夫」に苦しむ妻たちが、SNSにその苦しみを綴るなど、その実態がつまびらかにされてきている。
そんなモラ夫を「モラ夫解体屋」の力を借りて成敗し、人生をリスタートさせていく妻たちの姿を、オムニバス形式で描いた漫画『モラ夫解体屋 その夫、本当に必要ですか?』について、同作のシナリオを担当するかうちさんに話を聞いた。
――本作にはいろいろなお話が収録されていますが、特に注目してほしいシーンやセリフを教えてください!
たくさんありますが、Case4「“マザコンモラ夫”は妻が胃腸炎になるまで束縛する」の夫・光が自分の店の料理を一緒に食べながら「どう?唯」と尋ね、唯が作り笑いで「おいしい」と答える場面です。そのとき唯は、心の中では、「先週からストレス性の胃腸炎なんだけど、絶対にそんなこと言えない」と思っています。一見すると穏やかな食事風景ですが、大声で怒鳴ることだけが支配ではない、という怖さを感じていただきたいです。