SNSを中心に独特な世界観の短編ホラー漫画を公開している色白ゆうじろうさん(@mrwhiteblogger)。どの作品も続きが気になってしまうと読者を惹きつけている。今回は、X(旧Twitter)に投稿された漫画『離岸流(1)~(3)』を紹介するとともに、本作を描いた理由などを聞いた。
離岸流の恐怖
ある年の夏、中学生のA子さんは瀬戸内海のとある町の海辺にやって来た。水泳が好きで遠泳の経験もあり、水着姿で海に入って楽しんでいた。しかし、ふと気がつくと海岸からだいぶ離れ、沖のほうへ泳いできていた。
驚いて慌てて岸に向かって泳いだが、どんどん沖へと流されてしまう。A子さんはパニックになりかけ、いくら全力で泳いでも流され、そのうち高い波に囲まれて方向感覚すら失うことに。体力は尽きていき、やがて死の恐怖が襲いはじめる。「このままじゃ溺れちゃう」と思ったとき、突然一人の青年がA子さんの手をつかんでくるではないか。